NECは、最先端技術を活用して顧客のDXを支援する「先端技術コンサルティングサービス」の提供を開始したと発表した。2025年度に50件の販売を目指す。
先行事例には、量子コンピューティングと数理最適化技術を活用した生産計画と配送計画の最適化支援がある。再生プラスチック製造メーカーを対象に、AIとマテリアルズインフォマティクス(MI)技術を活用し、廃プラスチックの配合と調色作業を効率化した事例もあるという。
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同サービスでは、NECの研究者が最先端技術の知見とノウハウを生かし、顧客のDXを支援する。対象分野は、生成AI、AIコンピューティング、MI、AIセキュリティなど。サービス内容には、顧客の課題や投資領域に関する技術動向の調査や技術戦略の策定、技術の導入支援、技術・知財創出支援などがある。
先端技術アドバイザリーサービスでは、技術トレンド講義を実施し、先端技術の動向調査に向けた知見の提供とレクチャーを行う。また、技術ビジョンと戦略の策定に向けた調査、アドバイスを行う。
先端技術導入支援サービスでは、先端技術導入検討のためのコンセプト検証と簡易実証実験を行う。また、検証環境構築を行い、企業が自由に検証するためのシステム構築と初期検証を進める。構築した環境の利用者を対象に、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)トレーニングも実施する。
技術・知財創出支援サービスでは、企業の研究開発活動の支援と技術や知財の創出を請け負う。利用価格は個別見積もり。販売標準価格は1カ月当たり500万円から。ハードウェアやシステムインテグレーション(SI)の構築費用は含まない。