NECは11月14日、Wasabi Technologiesのクラウドストレージサービスと連携するファイルサーバー専用ストレージ「ハイブリッドNAS for Wasabi Hot Cloud Storage」を発売した。28日に出荷を開始する。
新製品は、同社のファイルサーバー専用ストレージ「iStorage NS」シリーズとWasabiの「Wasabi Hot Cloud Storage」を組み合わせたソリューション。価格は、ストレージ機器の「iStorage NS100Tm」(モジュールインストーラー版)が80万円、iStorage NS専用Wasabi基本ライセンス(10TBの6カ月間の期間ライセンスと6カ月間の保守付き)が18万円からとなる。
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同社は、DX推進や働き方改革などを背景に、画像や音声、動画、ウェブ関連、ドキュメントなどのデータが増加し、オンプレミスのファイルサーバーの容量がひっ迫するなどの課題が生じていると指摘。解決策の一つがクラウドストレージの利用だが、多様なクラウドストレージサービスの選定が難しいことや、クラウドとのデータのやりとりに伴うコストが見通しづらいなどの別の課題があると説明する。
このため新製品では、連携ソフトの「Wasabi Cloud NAS」を搭載し、iStorage NS100TmとWasabiのライセンスをセットにして、容量と利用年数の組み合わせによるの1種類の料金プランを用意することにより、クラウドストレージサービスの活用を容易にしたという。