日本オラクルが「BPEL」準拠の業務プロセス管理ソフトを125万円で提供

田中好伸(編集部)

2005-07-25 21:35

 日本オラクルは7月25日、業務プロセス管理(BPM)ソフト「Oracle BPEL Process Manager」の販売を開始した。8月9日から出荷を始める。アプリケーション・サーバ「Oracle Application Server 10g Enterprise Edition」のオプションとして提供する。価格は125万円となっている。

 BPEL Process Managerは、SOA(サービス志向アーキテクチャ)に基づいたWebサービスや業務プロセスを設計して、アプリケーション・サーバ上で運用するためのソフト。業務プロセス実行言語であるBPEL(Business Process Execution Language)を実行する基盤である。業務プロセスの定義、Webサービスの結合、エラー制御などをGUI操作で完結できる。Webサービスを監視・管理するための機能も統合されている。

 同ソフトは、BPEL実行エンジンと、BPELを使って業務プロセスを定義する「Oracle BPEL Designer」、Javaでの開発ツール「Oracle JDeveloper 10g」などから構成される。

 日本オラクルは、「SOAに基づいたシステム構築で必要となる機能をすべて提供しているのはオラクルだけ」として、他社より優位性があると説明している。また、125万円というBPEL Process Managerの価格について同社は「現在各社から提供されているBPMツールとしてはありえない低価格」として、価格の面でも優位性があると語っている。

 稼動環境は以下の通り。

  • Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1(Update5以降)
  • Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3(Update3以降)
  • SUSE LINUX Enterprise Server 8(SP3以降)
  • SUSE LINUX Enterprise Server 9
  • Solaris 8
  • Solaris 9
  • Windows 2000(SP3以降)
  • Windows 2003(32ビット版、SP1以降)
  • Windows XP Professional(32ビット版)

日本オラクル

Oracle BPEL Process Manager

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]