金融業界や医療業界向けにIT資源のアウトソーシング・サービスを手がけるニイウスは9月14日、フィンランドのSofor(ソフォー)と業務提携し、Soforのモバイルミドルウェア「Waplane(ワープレーン)」の日本国内での販売を開始した。今後1年間で売上高1億円を目指す。
Waplaneは、既存のアプリケーションを携帯電話や携帯情報端末(PDA)などのモバイル環境への対応を短期間で実行可能にする。企業内LAN上のデータベースのフィールドに接続することでアプリケーションを選ばずにデータを表示できる。
またWaplaneは、設定ツールの活用によりコーディングせずに導入できる。XMLベースで他のコンピュータにあるデータや機能を呼び出すためのプロトコルであるSOAP(Simple Object Access Protocol)のコネクタを備えていることで、Webサービスにも対応している。また大手企業を中心に利用されているグループウェアであるLotus Notesのコネクタを備えており、Lotus Notesを短期間でモバイル環境対応にできる。
Waplaneの価格は100ユーザーで190万円となっている。Soforは1991年に設立され、企業のシステム開発、運用管理、Waplaneを中心としたワイヤレス関連ソフトの開発などを中核にしている。