KLab、携帯電話上で動作するJavaバイトコードのインタープリタを開発

WebBCN (BCN)

2005-09-29 11:14

 KLab(真田哲弥社長)は、携帯電話のJava実行環境上で実行可能な小型・軽 量のJavaバイトコード・インタープリタ「J/byte Engine」を開発した。携帯 電話のJavaアプリケーションの実行制御や機能の動的な追加・削除、ファイル サイズ制限を越えたJavaアプリの開発を可能とする。

 「J/byte Engine」は、Java言語で記述されたJavaバイトコードの解釈し実 行するインタープリタ。インタープリタを2階層構造にすることにより、従来 のJ2ME CLDCを採用した携帯電話のJava実行環境における、「デバッグのイン ターフェースがない」「ストレージからのクラスのダイナミックロード機能が ない」「アプリのファイルサイズ制限」といった制約を取り払った。J/byte E ngine自身のコードサイズは20KB程度まで軽量化されており、携帯電話のJava 実行環境という限られたリソースの下で、実用的なバイトコードの実行を可能 にする。また、対象アプリをエンジン上で実行させ、キー操作を一定のシーケ ンスに従ってエミュレートすることで、動作確認の自動化も可能だ。

 KLabでは、今後、本技術を応用した独自性の高い製品の開発に注力する。ケー タイアプリデバッガー「Blue ICE」のソフトウェア販売を皮切りに、J/byte E ngine応用製品の販売や、関連特許を含むコア技術のライセンス供与等で年間2 億円の売り上げを見込んでいる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]