NECと富士ゼロックスは10月20日、紙文書の効率的な電子化/電子保管を可能とする文書管理ソリューションの提供において協業すると発表した。
今回の協業では、NECのグループウェア「StarOffice21」と富士ゼロックスの複合機「ApeosPort」の連携機能を共同で開発。両製品を組み合わせることで紙文書を効率的に電子化し、情報の効果的な活用、業務の効率化を実現できる文書管理ソリューションとして提供するという。
文書取り込みの際には、紙文書のスキャンから文書内容の承認をするワークフローの起動や業務システムへのデータ入力、文書管理システムへの保管までを一元的に実行可能で、作業後に別途パソコン上での作業などが発生しない。また印刷時にもユーザー名とパスワードでシステムに印刷指示を出した後、複合機の操作パネルで印刷を実行する必要があるため、プリンタへの印刷物置き忘れによる情報漏洩を防止できるとしている。
価格は「StarOffice21 e文書ソリューション」と「ApeosPort」シリーズ、連携するソフトウェアを合わせて税別1300万円からとなっており、12月1日から提供開始予定だ。両社では今後3年間で50システムの販売を見込んでいる。