沖電気ネットワークインテグレーション(OKINET)、トーメンサイバービジネス(TCB)、エヌ・エス・アイ(NSI)の3社は、端末認証機能付きのSSL-VPN装置「BOUT」(ボート)シリーズを共同開発した。OKINETが10月24日より中小企業向けに販売する。
BOUTは、従来のSSL-VPNの機能に加え、端末認証機能を備えるリモートアクセス用サーバ。TCBが日本語版を開発するSSL-VPNソフト「NeoAccel SSL VPN-Plus」に、NSIの端末認証ソフト「RegistGate」を連携させ、アプライアンスとして構成した。
リモートアクセス時に端末の固有情報にもとづく認証を行うので、インターネットカフェや自宅などに設置された不特定多数の端末からの接続を制限できる。また、稼働中のアプリケーションをチェックする機能により、PtoPソフトなど危険性の高いソフトが起動した場合には接続を切断する、といった対応も可能だ。端末認証サーバであると同時に、RADIUS機能も内蔵しており、既存の認証システムであるActive Directoryなどとも連携できる。
税込み価格は262万5000円から。OKINETはBOUTとともに、導入から運用保守までのサービスもワンストップで提供する。年間100セットの販売を目指す。