日立製作所は12月13日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」向け新型サーバモジュールの販売を12月15日に開始すると発表した。インテルXeonプロセッサMP(動作周波数3.16GHz)搭載の4ウェイサーバモジュールと、インテルXeonプロセッサ(同3.80GHz)搭載の2ウェイサーバモジュールという2モデルをラインナップに加える。
4ウェイサーバモジュールの新モデルは、2次キャッシュ容量1MバイトのM64T対応Xeon MPを最大4個搭載できる。現行の3次キャッシュ容量4MバイトのXeon MP(動作周波数2.83GHz)搭載モデルに比べサーバモジュールの価格を最大約13%低減し、「拡張性に優れる4ウェイサーバモジュールを導入しやすくする」(同社)。
新しい2ウェイサーバモジュールは、2次キャッシュ容量2MバイトのEM64T対応Xeonを最大2個搭載でき、BladeSymphonyの2ウェイサーバモジュールのなかで最上位モデルとなる。現行のXeon(動作周波数3.60GHz)搭載2ウェイサーバモジュールに比べ、処理性能が最大約4%向上するという。
なお、現行の2ウェイサーバモジュールについては、2次キャッシュ容量を従来の1Mバイトから2Mバイトに増やした。これにより、現行モジュールは最大で約23%の価格性能比向上が実現する。各モデルの税込み価格は以下のとおり。いずれも12月28日に出荷を開始する。
- 4ウェイサーバモジュール
Xeon MP(3.16GHz)搭載モデル:98万1750円から - 2ウェイサーバモジュール
Xeon(3.80GHz)搭載モデル:61万9500円から
Xeon(3.40EGHz)搭載モデル:49万3500円から
Xeon(3EGHz)搭載モデル:41万4750円から
日立は、SANシステムを安価に導入可能とするセット製品「SANスタートアップセット」の販売も開始する。動作周波数3EGHzまたは3.80GHzのXeonプロセッサを搭載する2ウェイサーバモジュール4台をベースに、ファイバチャネルスイッチおよびアダプタなどを組み合わせ、機器を個別導入する場合に比べ約20%低い価格で提供する。セット提供する機器構成で事前に検証しているため、導入も短期間で済むという。
ファイバチャネルを1系統のみとする「ファイバチャネル接続パス1重構成」セットのほか、ファイバチャネルを二重化した「ファイバチャネル接続パス2重構成」セットも用意する。税込み価格は以下のとおり。12月28日に出荷を開始する。
- ファイバチャネル接続パス1重構成セット
Xeon(3.80GHz)搭載モデル:555万4500円から
Xeon(3EGHz)搭載モデル:473万5500円から - ファイバチャネル接続パス2重構成セット
Xeon(3.80GHz)搭載モデル:812万7000円から
Xeon(3EGHz)搭載モデル:730万8000円から