東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)と日本オラクルは3月29日、B-EN-Gが「Oracle E-Business Suite 11i.10」の食品業界向け導入テンプレート「b-FI(Business Enhancer for Food Industries)」の提供を開始したことを発表した。日本オラクルは、同テンプレートを、低価格、短期導入テンプレート「Oracle NeO」に登録した。
b-FIは、 B-EN-Gが持つ食品/消費財、流通業界のノウハウを、Oracle EBSの業界向けの業務プロセスと組み合わせ、基幹システムを短期に導入するためのテンプレート。販売管理、在庫管理、購買管理、一般会計、売掛管理、買掛管理などの業務がテンプレート化されている。
食品/消費財業界をターゲットとしたOracle NeOのテンプレートはb-FIが初めて。受注−引当の効率化、トレーサビリティの確保、帳合ルートやリベート管理対応機能などを拡充させ、納品基準での売上請求にも対応する。
対応OSは、Linux、Windows、Solaris、HP-UX、AIX。テンプレート価格は2000万円。標準導入期間は12カ月程度となる見込み。
今後両社は、協力して提案活動、営業活動を行う。3年で10件の受注が目標だ。なお、両社は、テンプレート標準機能への追加機能開発を20人月分含む標準導入価格を1億8500万円と見積もっているが、これにはソフトウェア、ライセンス、ハードウェアの費用が含まれていない。