アビームコンサルティングは4月10日、育児支援制度を拡充を目的に、「子育て支援休暇」制度を2006年4月1日より開始したことを発表した。同社は、2007年に第1回の認定が予定されている「次世代支援対策に取り組んでいる企業」認定を取得する予定だ。
アビームでは、以前から「看護休暇」として育児支援制度を実施しており、女性社員だけでなく男性社員も対象で、有効に活用されてきた。今回の新制度導入は、子育てをしている社員全員が有給休暇として活用できる子育て支援休暇で、看護休暇は廃止した。
対象は、小学校に入学するまでの子女を養育する社員。看護休暇では、「負傷又は疾病に罹った子女の看護」が目的だったものが、子育て支援休暇では「子育て支援全般」と条件が緩和された。また、これまでは1年度につき5日間無給で取得できたが、新制度では1年度6日の休暇を有給で取得できる。養育する子女が2人以上であれば、年間12日の有給休暇を取得できる。