IBMは米国時間4月24日、データ圧縮技術(コード名「Venom」)の詳細を発表する予定だ。同社によるとこの技術の導入により、同社が近々発表予定のデータベースストレージ用ハードウェアにかかるコストが抑えられると言う。
IBMは「Viper」という名称の次期型DB2データベースサーバを今夏早々に発表する予定だ。4月24日に同社は自動データ圧縮機能の詳細を明らかにすると、同社の広報資料には書かれている。
データ圧縮技術Venomは、IBMのメインフレームデータベースから受け継がれたもので、これを利用すること、必要とされるストレージハードウェアの量が減ると同社は言う。
「DB2 Viper」はまだリリースされていないが、そのデータ圧縮技術などの機能については、現在、顧客によるテストを実施中だ。
「平均で、クライアントはOracleのシステムで必要とされるストレージの55%〜60%の使用率で済むと思う。DB2システムでの比較についても同じだ」とPicciano氏は言う。
IBMは声明の中で、Venomデータ圧縮技術により、同社はストレージベンダーのEMCだけではなくOracleやMicrosoftといった従来のデータベース界のライバルに対しても強い競争力を持つようになると述べている。IBMはハードウェアとソフトウェアでEMCと競合している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ