NECは5月17日、日本版SOX法への対応活動を支援する「内部統制強化ソリューション」のラインアップに3つの「内部統制支援ソフトウェア」を加え、これらの製品の販売活動を同日より開始したことを発表した。
新商品は、(1)日本版SOX法対応業務を対象にする「内部統制構築支援ソフトウェア」をはじめ、(2)会計、販売、購買などの業務アプリケーションの統制を支援する「業務処理統制支援ソフトウェア」、(3)情報システム基盤や情報システム部門の業務への統制を支援する「IT全般統制支援ソフトウェア」――の3つになる。
(1)の内部統制構築支援ソフトウェアでは、業務の中で発生するリスクに対する予防や対策の文書化を支援するサン・プラニング・システムズ製「iGrafx FlowCharter 2006 SOX+」を販売する。また、iGrafxと連携して作成文書を集中管理できる「StarOffice21/AuditManager」も新規に開発した。
iGrafx FlowCharter 2006 SOX+の価格は11万円(税別)から。同日より出荷を開始する。StarOffice21/AuditManagerの価格は500万円(税別)から。9月に、出荷を開始する予定。
(2)の業務処理統制支援ソフトウェアでは、ID・パスワード管理やアクセス権限・履歴の管理を実現する「EnterpriseDirectoryServer」「WebSAM SECUREMASTER」、コンテンツ管理/ワークフローを実現する「StarOffice21」、ログ収集/分析を実現する「WebSAM LogCollector」をひとつにまとめたパッケージを提供する。
価格は300万円(税別)から。7月に出荷を開始する予定。
(3)のIT全般統制支援ソフトウェアでは、証跡管理機能を強化したジョブ管理ソフトウェア「WebSAM JobCenter」、資産管理とパッチ適用を統合的に管理可能な資産管理/リリース管理ソフトウェア「WebSAM AssetSuite」を提供する。今回の発表で、内部統制監査の4つの重点管理項目である「開発管理」「運用管理」「セキュリティ管理」「証跡管理」への対応やWebSAMフレームワークの適用による製品間連携を強化したという。
WebSAM JobCenterの価格は33万円(税別)から、WebSAM AssetSuiteの価格は25万円(税別)から。6月に出荷を開始する予定。
今後3年間で300億円の売上を目指す。