ワイズノットは7月5日、札幌市とさっぽろ産業振興財団が推進する「札幌市高度情報通信人材育成・活用事業」の一部であるオープンソースソフトウェア(OSS)人材育成・活用事業部門に参画することを発表した。
札幌市は、2016年度までに札幌市内のIT関連産業を1兆円規模に育成する方針を打ち出しており、札幌市高度情報通信人材育成・活用事業はそれに伴う事業。複数の部門から構成され、マイクロソフト、日本オラクル、パソナテックなどのIT関連企業が部門にわかれて参画している。
その中でワイズノットは、OSS技術者の育成と活用事業を推進することになる。OSS技術者を育成することで、道内全体の受注力を高めることが狙いだ。また、人材育成事業を通じてビジネスコミュニティの形成を促すことで、受注機会損失の軽減と受注規模の拡大による下請け構造からの脱却を目指すという。これと並行して、札幌版アセスメントフレームワーク作成によるスキルレベルの可視化と、道内企業に対するOSSの情報提供も行う計画という。
当初は、コミュニティとの連携や、地元企業を中心としたOSSの認知度向上のためのイベントや勉強会などの機会の提供、OSS概論の講義、Linux、Apache、MySQL、PHPをはじめとするソフトウェア講習会を実施する。