マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは7月12日、同社の統合品質管理ソリューションの最新版「Mercury QualityCenter 9.0(QC9.0)日本語版」を発表した。
QC9.0は、アプリケーション開発におけるテスト要件管理から、テスト計画・実行、不具合の追跡、機能テスト・回帰テスト、ビジネスプロセスの検証まで、ソフトウェア品質を高めるための一連の品質管理プロセスを最適化し、自動化する製品。
テストを行うQA(品質保証)エンジニア、開発プログラマー、マネジャー、ビジネス要件や業務プロセスを把握する業務担当者、CIOやITマネジャーなど、開発プロジェクトにかかわるチーム全員が共有可能な統合環境として機能する。
製品構成は、要件管理、テスト計画、実行、不具合管理などを行う「Mercury TestDirector for Quality Center 9.0」、ビジネスプロセスに沿った機能テストを行う「Mercury Business Process Testing 9.0」、およびCIOやITマネジャーのためのダッシュボード「Mercury Dashboard 9.0」の3つ。
最新版では、要件管理機能が強化され、発見された不具合と該当するテスト要件をより迅速かつ的確に追跡できるようになったという。また、多くの開発者が関わる大規模プロジェクトに対応できる機能を拡張。納品先の受け入れテストなどを想定し、ビジネスユーザーに対する使い勝手の向上が図られている。
価格は480万円より。出荷は7月28日に開始される予定。