セントラル警備保障(CSP、白川保友社長)は10月23日、電子証明書の独自認証局の運用を10月25日から開始すると発表した。
電子証明書事業は、同社の子会社CSPフロンティア研究所(新井一典社長)が行う。これまでCSPでは、海外の認証局が発行する証明書の販売を行ってきたが、英国コモドから認定を受けたことを契機として、独自の認証局を開始する。
独自認証局の運用に合わせ、ルート証明書は「UTN/AddTrust」、公開鍵の鍵長は従来の1024ビットから2048ビットに変更する。また、署名アルゴリズムは従来のMD5からSHA1に移行し、証明書の安全性を高める。CSPの認証を受けたユーザーは、その証明として「CSPセキュリティシール」を表示し、サイト閲覧者に安全性を示すことができる。
CSPでは、ウェブサーバーの安全性を毎日調べ、セキュリティホールがないかをチェックし、その結果をサイト管理者に知らせするサービスや1枚の証明書で複数のドメインに対応する証明書サービス、複数のサイトを持つ大口顧客向けのサービス、複数年契約の割引サービスなども提供していく考え。
セントラル警備保障=http://www.we-are-csp.co.jp/
CSPフロンティア研究所=http://www.csp-frontier.jp/