ネットワーク応用通信研究所(NaCl)とオープンソース・ジャパン(OSJ)は11月9日、ウェブアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」の日本における業務システム向け活用を推進する統合開発・運用環境「Rails Platform」を発表した。
Rails Platformは、Windows XP上に容易にRuby on Rails環境を構築することを可能にし、日本語対応も強化したソフトウェアにサポートサービスを付加したパッケージ製品として提供される。
本体に、1年間のオンラインでのソフトウェアのアップデートサービス、回数無制限の問い合わせサポート対応をパッケージ化した「Rails Platform Basic」、さらに3日間のトレーニングを追加した「Rails Platform Premium」の2製品がラインアップされた。価格はそれぞれ5万円、20万円。
本体の開発とメンテナンス作業、トレーニングの提供をNaClが担当し、OSJは販売とサポートを提供する。同日から販売活動を開始し、11月下旬に出荷する予定。
Ruby on Railsは、NaClに在籍するまつもとゆきひろ氏が開発し、世界的に利用されているオブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」によって開発されたウェブアプリケーションフレームワーク。