日本IBM、Eclipse対応マッシュアップ開発ソフト「Lotus Expeditor V6.1」を発売

ニューズフロント

2006-11-30 11:14

 日本IBMは11月29日、複数のアプリケーションを組み合わせて新しい機能を作成するマッシュアップ開発ソフト「Lotus Expeditor V6.1」を出荷開始した。オープンソースのソフト開発環境であるEclipseに対応している。

 同ソフトを使うと、企業内で利用されている既存のアプリケーションを組み合わせて、新たなアプリケーションを作れる。J2EE機能やWebサービス用情報をクライアント側に実装できるため、Webサービスなどと組み合わせて新機能を実現する場合でも、サーバ側でソフトを開発する必要がない。

 クライアントをネットワークに接続していない環境でもオンライン状態と同様の作業が行えるので、ユーザーの作業効率化やサーバの負荷軽減につながるという。クライアントに最新版ソフトを自動配信する機能を備えており、「管理時間とコストが30%以上削減されることが期待できる」(日本IBM)。

 Lotus Expeditorの技術はIM(インスタントメッセージング)基盤ソフト「Lotus Sametime 7.5」に採用済みで、日本IBMは「Lotus Notes」用クライアントの次版「Hannover」(開発コード名)でも採用する。さらに、20社以上のソフト会社が、Lotus Expeditor V6.1対応ソフト製品の提供を予定している。

 価格は、「Lotus Expeditor V6.1 Enterprise Edition」が858万円(1CPU/サーバ)、「Lotus Expeditor V6.1 Client」が1万4200円(1ユーザー)となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]