[年末特集:2006]インテル製マイクロプロセッサ35年の歩みを振り返る - 12/15

CNET News.com Staff 文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、小林理子、佐藤卓、長谷睦、編集部

2006-12-27 08:00

 35年前、Intelの最初のマイクロプロセッサである「4004」マイクロプロセッサが登場した。プログラム可能なコンピュータの必須要素を1つのチップに搭載した初めての製品として、4004は技術革命を引き起こした。日本メーカーの電卓用部品として設計された4004は、当初、すべての権利がそのメーカーにあった。当時、Intel幹部の多くは、この製品の将来性にはさほど期待をかけていなかった。しかし、それ以来、さまざまなメーカーがプロセッサを用いて、パソコン、エレベータ、エアバッグ、カメラ、携帯電話、ポケットベル、キーホルダー、農機具など多種多様な機器に知能を埋め込んでいる。
 2000年に登場した「Pentium 4」では、集積されているトランジスタは4200万個、回路線幅は0.18ミクロンとなった。2004年、Intelは前言を翻し、クロック速度が4GHzのPentium 4開発計画を中止した。これは非常にまれなケースだ。あるアナリストによると、4GHzは達成可能だったが、完成までにIntelが割かなくてはいけない開発や技術のリソースを考えると、代償が高すぎたのだという。Intelがクロック速度競争から距離を置き始めたのはこのころからだった。MHz単位で表されるクロック速度の向上は、それまで、性能向上への一番の近道とされてきた。

 2000年に登場した「Pentium 4」では、集積されているトランジスタは4200万個、回路線幅は0.18ミクロンとなった。2004年、Intelは前言を翻し、クロック速度が4GHzのPentium 4開発計画を中止した。これは非常にまれなケースだ。あるアナリストによると、4GHzは達成可能だったが、完成までにIntelが割かなくてはいけない開発や技術のリソースを考えると、代償が高すぎたのだという。Intelがクロック速度競争から距離を置き始めたのはこのころからだった。MHz単位で表されるクロック速度の向上は、それまで、性能向上への一番の近道とされてきた。

提供:Intel

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