[年末特集:2006]インテル製マイクロプロセッサ35年の歩みを振り返る - 8/15

CNET News.com Staff 文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、小林理子、佐藤卓、長谷睦、編集部

2006-12-27 08:00

 35年前、Intelの最初のマイクロプロセッサである「4004」マイクロプロセッサが登場した。プログラム可能なコンピュータの必須要素を1つのチップに搭載した初めての製品として、4004は技術革命を引き起こした。日本メーカーの電卓用部品として設計された4004は、当初、すべての権利がそのメーカーにあった。当時、Intel幹部の多くは、この製品の将来性にはさほど期待をかけていなかった。しかし、それ以来、さまざまなメーカーがプロセッサを用いて、パソコン、エレベータ、エアバッグ、カメラ、携帯電話、ポケットベル、キーホルダー、農機具など多種多様な機器に知能を埋め込んでいる。
 「Pentium」プロセッサの登場により、音声や音楽、手書きの文字や絵、写真などをより手軽にコンピュータに取り込めるようになり、マルチメディアに対応した今日のコンピュータ体験の下地が作られた。Intelが386世代と486世代のプロセッサを発売していた1980年代終わりから1990年代初めにかけては、多数のチップセットメーカーがそれなりの利益を上げていた。一方、Intelは注目さえされていないような状況だった。しかし、Pentiumが1993年に登場したことですべてが変わった。Pentiumプロセッサが市場に出回るとすぐに、Chips and Technologies、VLSI、Optiといった主要なチップメーカーがプロセッサ事業から撤退を開始した。あるアナリストによれば、IntelがPentiumプロセッサをひっさげて市場に現れた当時、他のメーカーは、安定性にすぐれ、Pentiumに対抗できるプロセッサを製造できる態勢になかったという。

 「Pentium」プロセッサの登場により、音声や音楽、手書きの文字や絵、写真などをより手軽にコンピュータに取り込めるようになり、マルチメディアに対応した今日のコンピュータ体験の下地が作られた。Intelが386世代と486世代のプロセッサを発売していた1980年代終わりから1990年代初めにかけては、多数のチップセットメーカーがそれなりの利益を上げていた。一方、Intelは注目さえされていないような状況だった。しかし、Pentiumが1993年に登場したことですべてが変わった。Pentiumプロセッサが市場に出回るとすぐに、Chips and Technologies、VLSI、Optiといった主要なチップメーカーがプロセッサ事業から撤退を開始した。あるアナリストによれば、IntelがPentiumプロセッサをひっさげて市場に現れた当時、他のメーカーは、安定性にすぐれ、Pentiumに対抗できるプロセッサを製造できる態勢になかったという。

提供:Intel

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