[年末特集:2006]インテル製マイクロプロセッサ35年の歩みを振り返る - 6/15

CNET News.com Staff 文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、小林理子、佐藤卓、長谷睦、編集部

2006-12-27 08:00

 35年前、Intelの最初のマイクロプロセッサである「4004」マイクロプロセッサが登場した。プログラム可能なコンピュータの必須要素を1つのチップに搭載した初めての製品として、4004は技術革命を引き起こした。日本メーカーの電卓用部品として設計された4004は、当初、すべての権利がそのメーカーにあった。当時、Intel幹部の多くは、この製品の将来性にはさほど期待をかけていなかった。しかし、それ以来、さまざまなメーカーがプロセッサを用いて、パソコン、エレベータ、エアバッグ、カメラ、携帯電話、ポケットベル、キーホルダー、農機具など多種多様な機器に知能を埋め込んでいる。
 1985年、Intelは次世代の「386」マイクロプロセッサを発表した。これは、それまでのアーキテクチャである286から大きく飛躍するものだった。386には27万5000個ものトランジスタが集積されている。これは最初の4004チップの約100倍相当だ。386は、32ビットチップで「マルチタスクの処理」が可能だった。つまり、複数のプログラムを同時に実行できるということだ。精巧さを増した386のおかげで、Compaq Computerのような互換機メーカーがIBMからマーケットシェアを奪いはじめた。IBMは、Intelの新技術採用になかなか腰をあげなかった。

 1985年、Intelは次世代の「386」マイクロプロセッサを発表した。これは、それまでのアーキテクチャである286から大きく飛躍するものだった。386には27万5000個ものトランジスタが集積されている。これは最初の4004チップの約100倍相当だ。386は、32ビットチップで「マルチタスクの処理」が可能だった。つまり、複数のプログラムを同時に実行できるということだ。精巧さを増した386のおかげで、Compaq Computerのような互換機メーカーがIBMからマーケットシェアを奪いはじめた。IBMは、Intelの新技術採用になかなか腰をあげなかった。

提供:Intel

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