[年末特集:2006]インテル製マイクロプロセッサ35年の歩みを振り返る - 3/15

CNET News.com Staff 文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、小林理子、佐藤卓、長谷睦、編集部

2006-12-27 08:00

 35年前、Intelの最初のマイクロプロセッサである「4004」マイクロプロセッサが登場した。プログラム可能なコンピュータの必須要素を1つのチップに搭載した初めての製品として、4004は技術革命を引き起こした。日本メーカーの電卓用部品として設計された4004は、当初、すべての権利がそのメーカーにあった。当時、Intel幹部の多くは、この製品の将来性にはさほど期待をかけていなかった。しかし、それ以来、さまざまなメーカーがプロセッサを用いて、パソコン、エレベータ、エアバッグ、カメラ、携帯電話、ポケットベル、キーホルダー、農機具など多種多様な機器に知能を埋め込んでいる。
 「8080」マイクロプロセッサが登場した1974年が、マイクロプロセッサの飛躍のときだったとする意見は多い。8080では命令セットがより複雑になったばかりでなく、40ピンパッケージになったのだ。この2つのイノベーションはチップの能力を大幅に拡大した。8080は、世界初のパソコン「Altair」の頭脳に使われた。売価395ドル、ホビーユーザー向けの組立キットのAltairは、テレビ番組「スタートレック」の宇宙船エンタープライズ号が向かう目的地にちなんで名付けられたと言われている。Altairは何万台も売れ、Intelによると、PCの販売で受注残を記録したのは、このときが史上初だという。

 「8080」マイクロプロセッサが登場した1974年が、マイクロプロセッサの飛躍のときだったとする意見は多い。8080では命令セットがより複雑になったばかりでなく、40ピンパッケージになったのだ。この2つのイノベーションはチップの能力を大幅に拡大した。8080は、世界初のパソコン「Altair」の頭脳に使われた。売価395ドル、ホビーユーザー向けの組立キットのAltairは、テレビ番組「スタートレック」の宇宙船エンタープライズ号が向かう目的地にちなんで名付けられたと言われている。Altairは何万台も売れ、Intelによると、PCの販売で受注残を記録したのは、このときが史上初だという。

提供:Intel

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