京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2月28日、ID管理システムの最新版「GreenOffice Directory Version 3.7」の販売を3月28日に開始すると発表した。税込みライセンス料金は、210万円(300ユーザー)から。
GreenOffice Directoryを利用すると、IDの集中管理が可能となり、セキュリティポリシーの徹底、管理コストの削減、コンプライアンスへの対応などが実現するという。
最新版には、準備環境と本番環境を比較する機能を搭載し、マスタ情報の変更箇所に関するリストや、アプリケーションごとの利用者数リストを出力できる。これにより、本番適用前のデータ確認が可能となって、更新ミスを未然に防げる。
また、リレーショナルデータベース(RDB)連携機能は、SQLでOracleおよびDB2との自動連携を行う。これまで必要だった専用インターフェースの開発が不要となるため、KCCSでは「システム導入にともなうコストを軽減する」としている。さらに、パスワード再設定操作をユーザーに許可できるので、システム運用者の作業負荷が軽くなる。
サーバの対応OSは、Red Hat Enterprise Linux ES3とWindows Server 2003 R2。対応ウェブアプリケーションサーバはTomcat4.1.31など。クライアントは、Windows 2000 ProfessionalおよびWindows XP Professional上で作動する。
KCCSでは、1年間に3億円の販売を目指す。