多言語ユーザーインターフェースパック
国際的にオフィスを展開している企業向けに、WDS 3.01用Multilingual User Interface (MUI:多言語ユーザーインターフェース)パックが2007年2月にリリースされた。同パックは、デフォルト言語の英語に加えて、32の言語に対応している:ポルトガル・ブラジル語、簡体中国語、繁体中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、トルコ語、ブルガリア語、クロアチア語、エストニア語、ラトビア語、リトアニア語、ルーマニア語、セルビア語(ラテン)、スロバキア語、スロベニア語、タイ語、ウクライナ語。XP用のWDS 3.01 MUIはここからダウンロードできる。以前のバージョンとは異なり、MUIをインストールする前に英語版をインストールしておく必要はない。
配備ツール
管理者は、Group Policyを用いてWDSを管理するための.admテンプレートを含め、WDSを配備するための複数のツールをWDS Enterprise Components Packの一部としてダウンロードすることができる。管理者は、WDSのポリシーによって、セットアップや設定、インデックス作成時の動作、検索時の動作をコントロールすることができるようになっている。ポリシーが衝突する場合には「除外」と「禁止」のポリシーが優先される。利用可能なポリシーの例を以下に挙げる。
- Windowsデスクバーを非表示にする
- [Rebuild Index]ボタンを無効にする
- ユーザーがログオンしている間のWDSの自動実行を禁止する
- 電子メールとMy Documentsに対してのみインデックスを作成する
- Outlookに対するインデックスの作成を禁止する
- パブリックフォルダに対するインデックスの作成を禁止する
- 電子メールの添付ファイルに対するインデックスの作成を禁止する
- 特定のファイル形式に対するインデックスの作成を禁止する
- ネットワーク共有に対するインデックスの作成を禁止する
- 「Advanced Options」ダイアログボックスのインデックス作成オプションを非表示にする
WDS 2.6.x用のWDS Administrative Guide(WDS管理者ガイド)は提供されているものの、本稿執筆時点において、WDS 3.x用のものはまだ作成中となっている。これらのガイドはいずれもMicrosoftのウェブサイトで提供されるだろう。