Second Life 新世界的ものづくりのススメ--その9:オフィスを整備パート1、オブジェクト変形で飾り付け - (page 2)

大槻透世二(デジタルハリウッド大学院)

2007-04-12 08:00

「装飾部分」の設計

 さて、これで基本構成部分は完成した。オフィスの原型ができたわけだ。この原型を、企業ごとに求められる機能や制作者の感性で拡張することになる。このままでは入口が広すぎるし、屋根も少し工夫したい。内部には椅子や机、そして受付も必要だろう。それでは始めよう。以下のような計画を立ててみた。

  • 「入口」の整備
  • 「屋根」の拡張
  • 「受付」の設置
  • 「オフィス家具」の配置

「入口」の整備

 入り口は現在、下図左のようになっている。もう少し入口らしくするために、下図右のようなオブジェクトを追加する。このオブジェクトには、3つのプリムから使われているだけだ。テクスチャとしては、これまでに使った木目調テクスチャを貼っている。

完成前の入口部分(左)と追加するオブジェクト(左) 完成前の入口部分(左)と追加するオブジェクト(左)

 これで入口が完成した。特に難しい部分はないはずだ。

完成後の入口部分 完成後の入口部分

「屋根」の拡張

 次に、平坦になっている屋根を少し開放感のある設計にしよう。天窓を付ければ、中からでも外がいくらか見え、開放感が得られる。イメージとしては下図のようになる。

平坦な屋根(左)に天窓を追加(右) 平坦な屋根(左)に天窓を追加(右)

 それではこの天窓はどのようにして作るのか。屋根部分は現在、10mの薄い板が3枚並べられただけだ。そのうちの20m分を天窓にするとしよう。まず、天窓部分だけを抜き出した部分が下図だ。20mの天窓とはいえ、実際にはこのように半分までを作り、残りはコピーすればよい。

天窓部分 天窓部分

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