ソニック ソフトウェアは4月10日、都内ホテルにおいて「“ESB(エンタープライズサービスバス)と複合イベント処理”〜SOA(サービス指向アーキテクチャ)時代の新しいパラダイムを展望する」をテーマとしたイベント「ソニック プレミアム・フォーラム2007」を開催した。
ソニック ソフトウェアは、Progress SoftwareグループのSonic Softwareの日本法人。エンタープライズサービスバス製品の「Sonic ESB」、SOA管理製品の「Actional」、セマンテック統合製品の「DataXtend」、複合イベント処理製品の「Apama」など、SOA実現のための基盤製品をトータルに提供している。
Progressのエンタープライズ基盤部門バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるGordon Van Huizen氏は、「現在の統合アーキテクチャは、プロセスが分断され、孤立化したサイロが“偶発的”に統合されているに過ぎない。この状況では、運用コストが高価で、資産の再利用性が低く、変化に対応できない。また、可視化やガバナンスも困難だ」と話す。
「そこで有効になるのがSOAの適用であり、SOA実現の中核となるインフラがSonic EBSだ。「ESBを中核としたSOAを実現することで、柔軟で高信頼、かつ効率の良い通信データとイベント、プロセス管理が実現できる。また、エンタープライズクラスの堅牢性や、既存資産の高い再利用性、ビジネスの俊敏性、さらに管理性とガバナンスを強化できる」(Van Huizen氏)
ESB製品の最新版となる「Sonic ESB 7.5」では、BPLE 2.0に準拠した新しいオーケストレーションエンジン「Sonic BPEL Server」が搭載されたほか、ActionalやDataXtendなど、Progress製品群との統合が強化されている。