アイエニウェアがGISのコボプランを買収--日本の技術をグローバルに展開も

CNET Japan Staff

2007-07-05 23:28

 アイエニウェア・ソリューションズは7月5日、大阪府大阪市に本拠地を置くGIS(地理情報)ソフトウェア企業であるコボプラン買収することで合意したことを発表した。

 買収は、アイエニウェア経由でiAnywhere Solutions米国本社の親会社であるSybaseがコボプランを吸収分割方式により買収。アイエニウェアの組織に統合。今後両社の株主による承認の後、8月末ごろに買収の手続きを完了する予定だ。

 コボプランは、官庁、自治体の施設、用地、道路管理や都市計画、河川工事向けのシステムで実績を持つGISソフトウェア企業。これまで両社は、アイエニウェアの「SQL Anywhere」が、コボプランのGISソフトウェアパッケージ「Maplet」の地図の属性情報管理用RDBMSに採用されたことをきっかけに協業関係にあった。

 今後は、さらにコボプランのGISエンジンとアイエニウェアの組込み用自然言語解釈エンジン「Answers Anywhere」やコンテンツプッシュ型ウェブソリューション「M-Business Anywhere」、SQL Anywhere、RFID Anywhereなどの製品を組み合わせる計画。

 日本市場に根ざした戦略を展開することはもちろん、将来的には米国本社の販売力を利用してグローバルに拡販することも検討している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]