業界タイムマシン19XX--Trip10:蔵出し業界紳士録(後編) - 2/6

大河原克行

2007-09-14 12:12

 ……ようこそ、「業界タイムマシン」のコックピットへ。私は、ナビゲーターの大河原克行です。このコーナーでは毎回、IT業界の歴史を、当時の写真を交えながらご紹介していきます。
 今回のテーマは、「蔵出し業界紳士録(後編)」です。
 前回に引き続き、PC業界をリードしてきたパイオニアたちを、エピソードとともに振り返ってみます。これらの写真から、当時の彼らの熱い想いが、伝わってくるでしょうか。
 それではこれから、あなたをIT業界の過去へと誘います……。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)
 ジャストシステムの創業者で、現在も社長である浮川和宣氏。もともとオフコンの販売会社でスタートした同社は、1983年にワープロソフトの「JS-WORD」を、1985年には「jxWORD太郎」を発売。その後継製品として、1985年に発売した「一太郎」によって、日本語ワープロソフトのトップメーカーに躍り出た。初代一太郎の累計販売本数は約4万本。一太郎には、日本語入力システムである「ATOK4」がバンドルされていたが、当時からMS-DOS上で動作する他のソフトでも利用できるようにしていたことが、同社が提案する入力システムの普及に大きく貢献することになった。当時から浮川氏が語っていたのが「とにかくユーザーの声を聞く」ということ。初代一太郎から徹底してこれを実践。その声を次期製品の開発に反映していた。1986年12月には、6万人のユーザーを対象にアンケートを実施。A4版4ページという調査内容に1万人以上からの回答を得て、これを製品に反映した。インターネットがない当時にこれだけ調査に力を入れるのもジャストシステムならではだった。いまは、XMLアプリケーション開発・実行環境である「xfy」による世界戦略に力を入れる。実は、草創期から「世界」という言葉が浮川社長の口をついて出ていたのを思い出す。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

 ジャストシステムの創業者で、現在も社長である浮川和宣氏。もともとオフコンの販売会社でスタートした同社は、1983年にワープロソフトの「JS-WORD」を、1985年には「jxWORD太郎」を発売。その後継製品として、1985年に発売した「一太郎」によって、日本語ワープロソフトのトップメーカーに躍り出た。初代一太郎の累計販売本数は約4万本。一太郎には、日本語入力システムである「ATOK4」がバンドルされていたが、当時からMS-DOS上で動作する他のソフトでも利用できるようにしていたことが、同社が提案する入力システムの普及に大きく貢献することになった。当時から浮川氏が語っていたのが「とにかくユーザーの声を聞く」ということ。初代一太郎から徹底してこれを実践。その声を次期製品の開発に反映していた。1986年12月には、6万人のユーザーを対象にアンケートを実施。A4版4ページという調査内容に1万人以上からの回答を得て、これを製品に反映した。インターネットがない当時にこれだけ調査に力を入れるのもジャストシステムならではだった。いまは、XMLアプリケーション開発・実行環境である「xfy」による世界戦略に力を入れる。実は、草創期から「世界」という言葉が浮川社長の口をついて出ていたのを思い出す。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

写真提供:大河原克行

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