Microsoftは現地時間10月1日、英国の「高い潜在能力を持つ」企業は今後同社から支援を受けることができるようになると、新興企業を支援する新しいプログラムの発表の場で語った。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は、この通称Startup Accelerator Programme(新興企業促進プログラム)の目的は、大きな潜在能力を示しながら、すぐに事業化することが困難な企業を支援することだと述べた。同様のプログラムは米国でも8月から運営されている。
「ソフトウェアは英国の新興企業に大きな機会をもたらしているが、偉大なアイデアや画期的な革新技術でさえも時には長期的な成功を達成するには十分ではない」(Ballmer氏)
このプログラムは「創業まもない企業がその潜在能力を発揮し、成功を達成するのを支援する」ことを目的として設立されたとBallmer氏は言い添える。プログラムには技術支援や、ライバル企業Adobe Systemsの「Flash」の競合製品である「Silverlight」およびLiveサービス(こちらも1日の新サービス発表によって活力を得た)といったMicrosoftの技術やプラットフォームに関するガイダンスが含まれる。
Microsoftは新興企業の事業を推進するために商業的な支援も提供するが、企業はまずMicrosoftから適格であるというお墨付きを得なければならない。いったん認められれば、基準を満たした新興企業はツールやサービスにアクセスして「自社の事業を商業的に促進するために」これを活用できると、同社は声明で語っている。これには「マーケティングと販売のサポートの利用やMicrosoftが主催する事業開発セッションへの参加」が含まれる。
このプログラムはロンドンで開催された半日カンファレンスで発表された。少なくともすでに4社(Miomni、Zebtab、Corebridge、ViaPost)がプログラムに受け入れられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ