NECは10月3日、同社のRFID対応ミドルウェア「WebOTX RFID Manager Information Service」が、EPCglobalの実施するEPCIS(EPC Information Services)製品認定テストに世界で初めて合格したことを発表した。
この発表は、米国イリノイ州シカゴで10月2日に開催された「EPC(Electronic Product Code)Connection 2007, 4th Annual EPCglobal North America Conference & Exhibition」において行われたもの。認定番号は、「GSRN:950110126000001244」となっている。
EPCISは、RFIDタグを利用して捕捉した“モノ”の動きや状態のデータ(EPCISイベント)を企業間で共有するためにEPCglobalが規定したインターフェース。この認定取得により、WebOTX RFID Manager Information Serviceを製品化し、2007年12月に出荷する予定。今後3年間で100本の販売を見込んでいる。
EPCglobalは、RFIDタグに格納する識別番号(EPC)の管理のみならず、EPCを含む各種RFIDデータを企業システムで活用するためのインターフェースを標準化することで、RFIDの利用拡大を推進している。