Disabling TSC...
意図してTSCタイマを無効にしている場合問題はない。
TSC(Time Stamp Counter)タイマが搭載されているCPUで、ブートパラメタnotscによってTSCタイマが無効にされている場合に出力する。
RedHat Linuxの場合、TSC以外に、HPET(High Precision Event Timer)やACPI(Advanced Configuration and Power Interface)で実装されるPMT(Power Management Timer)、カーネルロジックで実現しているPIT(Programmable Interval Timer)などがあり、選択の順番が決まっているが、notscの指定によって優先度の高いTSCを無効にすることで、それ以外のタイマを選択する際に利用される。
TSCタイマが実際に無効となったか否かは、タイマ選択終了時に出力する以下のメッセージで確認できる。
Using timer name for high-res timesource
もし有効なタイマが見つからなかった場合、以下のメッセージを出力後カーネルがpanicし、システムが停止する。
select_timer: Cannot find a suitable timer