SapphireSteel Softwareは10月22日、Visual Studio(VS) 2005のアドインとして動作するRubyのIDE「Ruby In Steel」の新バージョン「Ruby In Steel 1.1.5」をリリースした。
Ruby In Steelは、VS 2005のアドインとして動作するRubyおよびRuby on RailsのIDE(統合開発環境)。構文強調機能、テンプレート機能といったエディタとしての基本的な機能に加え、コード分析に基づくコード補完機能やデバッグ機能など、高度な機能も搭載されている。
今回リリースされたバージョンは一見マイナーリリースのようであるが、実はバージョン1.0が公開されてから最も変更の多いリリースであるという。Ruby on Railsのコード補完機能が大幅に強化されたほか、高速なCylonデバッガを用いてRubyやeRubyのコードをデバッグできるようになった。
Ruby In Steelの価格は現在199ドル。ただし、バージョン1.2のリリースと同時に249ドルになる予定だという。また、コード補完機能など一部の機能を省いたPersonal Editionがフリーで公開されている。
なお、このリリースと同時に次期バージョンのVS 2008に対応したベータ版もリリースされている。