(前回よりつづく)
翌日、俺はケリーとの約束の時間にずいぶんと早く、その場所にログインしていた。
海岸線に沈む夕陽は昨日と同じで、波音が優しく俺の身体に染み入ってくる。
「待った?」
そういって、ケリーは俺に駆け寄る。
昨日とは違う、清楚なワンピースまとい、長い髪を緩やかに結っていた。
ケリーはまるで俺とのデートを楽しみにしていたかの様に、また違う彼女一面を俺に見せてくれた。
仮想世界の女性が、こんなにも華やかに変わることが出来るとは、リアルの世界の女性にも引けを取らない。
俺とケリーは海岸線を昨日と同じ様に歩いた。
そして俺はケリーの更に意外な一面を知る事になる。
……続きは、ブログ『「Second Love Story」〜あの頃の僕たちに〜』へ。
前回の復習
前回までで「パーティクル(粒子)」の基礎編、初級、中級編が終了した。パーティクルは汎用性が高く、遊び心満載だ。そのため、これまでの説明だけでは、まだ足りない部分もある。しかし、これでやっと、第20回のバイクで実際に使われているスクリプトの説明へと突入だ。
これまで、パーティクルの全機能を図入りで解説してきたが、スクリプトをさらに使いやすくする方法がある。今回は、それらについてステップを踏んで見ていこう。
パーティクル〜上級:バイク内蔵パーティクル〜
まず、今回のスクリプトのソースコード全体を見てみよう。
少し長いなぁ、と感じた人が多いのではないだろうか。しかし、このソースコードは、次項で紹介するソースコードと実は同じなのだ。次項のソースコードは、内容を最もシンプルにしている。
1. シンプル版
前項で紹介したソースコードを最もシンプルにすると、次のようになる(「llParticleSystem( )」と「PSYS_PART_FLAGS」の組み込み定数については、第27回〜第30回で復習してほしい)。