NECとビーコンインフォメーションテクノロジー(ビーコンIT)は11月19日、ビーコンITのETL(Extract/Transform/Load)ツール「Waha! Transformer」にNECの中小規模システム専用運用管理ソフト「WebSAMオフィス」を組み込んだ「Waha! Transformer」ナレッジを販売することを発表した。
WebSAMオフィスは、中小規模システム向けに機能を限定したものであり、統合運用管理ソフト「WebSAM」の普及価格帯製品になる。一方のWaha! Transformerは、業務で利用されるさまざまな形式のデータを必要な形式にノンプログラミングで変換できる製品。日本でのETL市場で国内トップシェアを獲得しているという。
ビーコンITは、NECが展開するソフトウェアパートナー制度「WebSAM WORKS」に参加しており、これまでWaha! TransformerとWebSAMジョブスケジュールツールによる自動実行、WebSAM統合監視ツールによる障害監視・通報処理で連携して実績を積んできているという。そうした実績の上に立って、Waha! Transformerユーザーの運用での利便性向上を図るために、今回、WebSAMオフィス用のWaha! Transformerナレッジを共同で開発した。
Waha! Transformerの運用監視機能としてWebSAMオフィスを組み込むことで、障害発生時に自動通報で早期検出できることに加え、Waha! Transformerのナレッジデータによって、「何を行えばいいのか」という対処方法までを含んだわかりやすいメッセージを表示する。この機能連携でWaha! Transformerの運用者自らが、容易に障害対応をできるようになるという。
今回販売されるWaha! Transformerナレッジ・オプションの希望小売税別価格は50万円からとなっている。両社は今回協業強化で共同でセミナーを開催する。