(前回よりつづく)
あたりはすっかり暗くなっていた。
このセカンドライフにもSL時間というものがあり、朝日も出れば、夕陽も沈む。
そして今はもう夜になっていた
彼女のあまり表情のないアバターの顔を見ていると時々じれったくなるが、
俺は次に出てくる言葉をじっと待っていた。それこそが、俺が今聞きたい質問だったからだ。。。
あたりには彼女のタイピングをする音と波音が響いていた。
「アメリカが撤退……そうね、あなたが何を思って支店を作りたいのかは分らないけど、別にアメリカで企業がセカンドライフから撤退しようが、日本で企業島が増えようが、そんなの私達にとってはあまり関係ないわ。SLバブルって騒がれてるみたいだけど、私たちは……」
……続きは、ブログ『「Second Love Story」〜あの頃の僕たちに〜』へ。
前回の復習
第20回で紹介した下図のバイクで使われるスクリプトのうち、2の「パーティクル(粒子)」について前回で解説が終わった。今回から、いよいよ3の「エンジン」部分へ突入する。
このエンジンは、まさに正真正銘のエンジンと呼ぶにふさわしい。なぜなら、実際のバイクのエンジンは自動車へは使えないが、このスクリプトは少し改良すれば、飛行機にもボートにも使える。まさに「ユニバーサルエンジン」だ。
見た目は難しいかもしれないが、このスクリプトをマスターすると、例えば、映画の「バックトゥーザフューチャー」に出てくる「ホバーボード」や、007に出てくる「水陸両用車」などが自分で作れるようになる。
今回は、バイクのエンジンを例にとり、そのほかの乗物である、飛行機やボートなどの他の乗物のパラメータも少し見てみることにしよう。