SQLってどう使う?―その2 データの操作〜追加・削除・更新 - (page 2)

鈴木浩司(日本オラクル)

2007-11-30 07:00

データの追加(INSERT)

 最後に、データベースに新たにデータを追加する場合は、「INSERT」を使います。INSERT文は、これまでの文法とはちょっと変わってきます。まず、INSERT文の基本構文を先にご紹介します。

 このようにINSERT文では、これまでのSELECT文やDELETE文と違い、INTO句を使ってデータを登録する表を指定します。INTO句では表名に引き続き、列の指定をします。かっこ「()」の中に、データ登録に必要な列名をカンマで区切って並べて行きます。INTO句のあとには、さらにVALUES句が続きます。VALUES句には登録する値を指定しますが、INTO句で指定した列の順番に、登録する値をカンマ区切りで並べます。

トランザクション

 さて、今までデータベースに格納されているデータに対して参照、更新や削除などをSQLで操作する場合にどのようなSQLを使うかをお話してきました。しかし、実際に仕事でデータベースを利用しようとした場合、このようなSQLの操作だけでは十分とは言えません。何故でしょうか?

 それは、入力ミスやシステムの障害が発生し、データを戻さなくてはならない場合や、データベースに格納されているデータに対して同時に更新が行われる場合があるからです。次回は、データベースの重要な機能の一つである「トランザクション管理」や「排他制御」についてお話します。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]