「Windows 7」は実用本位のマイナーなアップデートに?

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子 2008年01月29日 07時07分

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 「Windows Vista」の1周年がまもなく訪れようとしているが、ITマニアコミュニティの誰もが話したいことといえば「Windows 7」のようだ(7の話はもううんざりという人は別だが。先日筆者と会話したあるWindowsユーザーは、自分のことをそのように表現していた。)

 Windows 7のスクリーンショットWindows 7の動画、Windows 7と「Windows Live」の統合での「やるべきことリスト」がみられる。そしてもちろん、悪名高い「Milestone 1(M1)Windows 7」ビルドが出回っており、噂されている行程表が信頼できるものだとすれば、今年内には後継版の「M2」や「M3」が登場する予定である。

 評論家のなかには、Microsoftが次期Windowsリリースの「興奮をあおる」ためにWindows 7の火をかき立てようとしていると考える向きもある。筆者は決してそうではないと思う。MicrosoftはWindows 7の炎をもみ消し、できる限り期待を抑えたいと考えていると思うのだ。

 MicrosoftはWindows 7について口を閉ざしているため、筆者はMicrosoft関係者がWindows 7について何を計画し、考え、望んでいるのかについて一切引用することができない。

 筆者の意見?MicrosoftはWindows 7が「アンチVista」となることを願っていると思う。しかしこれは、XPの2倍のペースでは売れないかもしれないような、Vistaのこき下ろしという意味ではない。VistaはそれでもMicrosoftの2008年第2四半期のクライアント部門収益を70%近く押し上げるほどの強い売れ行きをみせている。

 しかしMicrosoftの幹部が、Windows Vistaで遭遇した多くの落とし穴を回避したいのは間違いない。そして誰が彼らを責めることができようか?彼らはWindows 7が予定通り進められることを願っており、機能の膨張で汚染されておらず、過度に野心的ではない。Windows 7のベータ版ビルドをテスターの大半が初めて入手する時点で、完全に近い機能を搭載したものとしたいのだ。そして何よりも大切なこととして、Windows 7を、予測可能な、親しみのある、比較的マイナーなアップグレードとしたい。MicrosoftがWindows 7の出荷目標とする2010年までに、そのようなものを提供するのに、(VistaのRTM版が登場した2006年秋から数えて)4年間もかかるだろうか?おそらくかからないだろう。Windows 7が2009年に登場するのは現実的な可能性のようにみえる。

 しかしこの何もかもが、MicrosoftがWindows 7を完全に退屈なものとして、面白いユーザーインターフェースや、あったら嬉しいと思われるような改善点をいくつか加えたりはしないと言っているわけではない。とはいえ、企業市場では、互換性のないドライバやアプリケーションが山ほどあるよりは、退屈である方が好まれるのである。

 しかしMicrosoftは微妙な立場にある。Appleは新しいオペレーティングシステムを設計する際には、消費者を中心に置くことができる。しかしMicrosoftは、企業と消費者の両方に訴えるオペレーティングシステムを作成してバランスを取る必要がある。MicrosoftがWindows 7で企業ユーザーだけを満足させる必要があるなら、マイナーで無駄のない、ポイントリリースアップデートが最適である。しかし同社はまた、リテール方面で、Windows 7により「Mac OS X」をかわさなくてはならないのだ。

 Microsoftは、Windows 7でみなをハッピーにすることができるのだろうか?そのように努力す べきなのか?読者がもし「Shipping Seven」で問われているチームに所属していたとしたら、どうするか?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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