米国時間5月1日、Microsoftは社内の「タウンホールミーティング」を開催した。その大半は(それだけに限られないが)同社のYahoo買収に関する話題に集中した。Sillicon Alley InsiderのHenry Blodget氏はYahooにとって青天井ではないと最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏が述べるのを聞けるほど長い電話を続けることができた。
Blodget氏のメモによると、Ballmer氏は社員にこのように述べていた:
「それ(Yahoo)にあるレベルまでは払うことに関心があるが、それ以上のレベルになると払うつもりはない。私はYahooにどの程度の価値があるかを正確に知っており、それ以上は1銭足りとも払うつもりはない。」
するとBlodget氏の電話は切られてしまった。残念!(Blodget氏はそれでも何とか優れたサウンドバイトをたくさん入手している。これにはBallmer氏がMicrosoftはXPのOEM寿命を延ばす予定はないことを認めている部分も含まれていた。本題に対する同氏の紛らわしいコメントにもかかわらずである。)
しかし、まさかでしょう。この期に及んでMicrosoftが手を引くと誰が考えるだろうか?これもまた駆け引きのひとつなのだ――ちょうどYahooがGoogleと広告で提携すると主張しているのと同じで――そして報道機関やブロガーのコミュニティは、チェスの駒にほかならない。
今度の金曜日、5月2日に何らかの決定が下されると予想している。結局のところMicrosoftがYahooの買収計画を初めて発表したのは3カ月前の金曜日(2月1日)である。Microsoftは同社がオファーしていたより1株当たり数ドル上回る価格でYahooを取得することになるだろう――これは些細な額ではない。オファー額が29ドルから1ドル引き上げられるごとに、取引の総額は約13億ドルずつ増加するためである。
MicrosoftがYahooを買収する動機として明らかにした内容を踏まえると、筆者はいまでもこの取引はひどい考えだと思っている。読者はどう思うか?「MicroHoo」という結論は見送られたのか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ