マイクロソフト、まもなく球面マルチタッチ技術を披露

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-07-25 12:19

 Microsoftは毎年レドモンドで開催されるResearch Faculty Summitにおいて、ついに半ば公に球面の 「Surface」コンピュータを披露する予定だ。この数カ月間噂されていたものである。

 Microsoftは「マルチタッチの球面ディスプレイ」を来週のカンファレンス参加者のためにDemoFestで披露するデモのひとつとしてリストアップしていた。Microsoftは初めてDemoFestの日程表を発表して以来、同ショーの展示リストから球面Surfaceへの言及を取り除いていたようにみえる。

floorplan

 しかしMicrosoftはDemoFestのフロアプランからマルチタッチSphereディスプレイを削除するのを忘れていたようだ。だからもし読者がこのカンファレンスに来週招待されているなら、110ブースをチェックしてほしい。MicrosoftがSphereで可能なアプリケーションとして何を推し進めるつもりなのか見てみたいし、聞いてみたいものだ。

 当地では今週Financial Analyst Meeting(FAM)において、MicrosoftはコーヒーテーブルサイズのSurfaceを披露する予定であるが、「Sphere」は予定していない。またここにいるMicrosoftの幹部からは、いつ同社が小型化し、価格を引き下げ、消費者を対象としたバージョンのSurfaceを開始する準備が整うかについては、新たな情報は聞かれていない。

 最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏やその他の発表者は、Microsoftがあらゆるフォームファクタ――モバイルからPCからテレビに至るまで――にマルチタッチの自然なユーザーインターフェースを取り入れる計画であることを確かに強調していた。Ballmer氏はFAMの参加者に、コンピューティングプラットフォームが、伝統的なコンピューティング機器というよりは紙きれのような超軽量PCから、タッチ機能に対応した壁に至るまで、さまざまな形をとるようになるにつれて、ユーザーは、検索、広告、その他にアクセスを有するオンライン世界への「ウィンドウ」になると伝えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  2. ビジネスアプリケーション

    AIの投資対効果を最大化する「先導者」の存在--企業に求められる戦略策定能力

  3. ビジネスアプリケーション

    AIエージェントの課題に対応、生成AIの活用を推進するための5つのデータガバナンス戦略

  4. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  5. ビジネスアプリケーション

    「AIエージェントによる顧客サポート」など10選、セールスフォースが示す最新のデータ活用法

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]