本ブログで数回述べたとおり、Microsoftは非公式に一部の顧客に対して、Windows 7は2009年後半にリリースされると伝えている。
Microsoftの広報担当者たちが主張するとおり、Windows 7に関する「公式のガイダンス」は変更していない、というのは本当のことだ。Microsoftの商人たちは引き続き、Windows 7はWindows Vistaが市場にリリースされてから3年後に出荷する予定で進んでいると述べている(そして目標日を2010年1月と述べている)。筆者自身を含めた多くのMicrosoftウォッチャーが指摘するとおり、よほど切迫した理由がない限り、MicrosoftはWindowsクライアントの新バージョンをまた1月にリリースすることはないだろう。新WindowsリリースをRTMするのに最善の時期は、それを新学期やホリデーシーズンのPCへのプレロードに間に合わせたいなら、夏である。
このすべてを踏まえると、OEMがWindows 7を新マシンに2009年後半に出荷する見込みであると認め始めているのも不思議はない。
筆者はまた、Microsoftが意外と早く、Windows 7に関するヒントを示し始めたとしても驚かない。ブロガーのLong Zheng氏が指摘するとおり、Windows Hardware Enginerring Conference(WinHEC)2008サイトの文章によると、Windows 7は次のWinHECが開催される前に出荷される予定であるという。正確な記述はこうである:
「Windows 7で何が新しく登場するかを最初に目撃し、Windows 7のプレベータビルドを受け取る選ばれた数少ないひとりとなりましょう。WinHEC 2008でお会いしましょう――今日登録しましょう。WinHECはこのレベルまでチームに関わることができる唯一のチャンスです――Windows 7がリリースされる前に、次のWinHECは予定されていません。」
さらに状況はわかりづらくなる。ウェブで「WinHEC 2009」を検索すると、次回のWinHECは2009年5月3〜7日にニューオーリンズで予定されているようなのだ(ただしMicrosoftは来年のWinHECを晩秋に延期する可能性はある。ちょうど今年そうであったように)。
Windows 7はウォッチャーらが予測する最も楽観的な予定日すら先んじて、2009年半ばより前のRTMに向かっているのだろうか?もしそうなら広範なパブリックベータのWindows 7 Beta 1が出されたとしても不思議はない。このBeta 1は依然として12月半ばに予定されていると筆者は聞いている。そしてこれは次期Windowsリリースの唯一のパブリックベータになるという。
当然のことながら、Microsoftはこうした予定日に関する最新の予想についてはいっさいコメントしていない。同社はすでにその役員がしている以上にVistaに水を差す必要もないのだろう。
Microsoft関係者がWindows 7について来週のProfessional Developers ConferenceにおいてどれほどWindows 7について率直になるか(ならないか)を見るのが興味深いものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ