オラクルの会計年度第2四半期、アナリストは玉石混淆と予測

文:Larry Dignan(ZDNet.com) 翻訳校正:緒方亮、小林理子 2008年12月16日 12時56分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Oracleは米国時間12月18日に会計年度第2四半期(9-11月)の業績を発表する。アナリストは予測を下回るライセンス売上、健全な管理契約数、見込まれる利益減少、何らかの引き締め態勢を予想している。つまり、よい点と悪い点が混ざったものになりそうだ。

 ウォール街は、特別科目と1株あたり26セントの上乗せを除外して、1株あたり34セントの利益を見込んでいる。Thomson Reutersの試算では、売り上げが58億6000万ドルで粗利益は77.5%だ。アナリストは、Oracleが第3四半期の見通しを59億ドルの売り上げで、1株あたり34セントの利益と発表すると見ている。しかし、多くはその見通しは切り詰められることになると予想している。

 さまざまな調査レポートによると、Oracleは11月末の締めに苦労をしたと見られるふしがある。これらの問題をマクロ経済の逆風および、OppenheimerのBrad Reback氏が示しているような分析と組み合わせてみよう。Reback氏は、Oracleがコストと見通しを削ってくると見ている。

 Reback氏は、Oracleがレイオフを行わずに利益幅を守るために約7億ドルの費用削減を行うかもしれないと推定している。Reback氏によると、買収でOracleの人員数はふくれあがっているが、一方で従業員1人あたりの費用は15万ドルと同社の従来の水準を維持している。なぜなのか。報酬額の少ない外国の労働者が増えているのだ。

 Reback氏は書いている。

 このマクロ環境では、(Oracleは第2四半期)業績見通しに到達するのに苦労し、18日には業績予測を下げる可能性が高いと私は思う。問題はマージン(と1株あたりの利益)に何が起きるかだ。従来の費用/従業員のデータに基づき、私はOracleが人員を減らさずとも約7億ドルの費用をカットできると考えている。これで、(暦年の2009年の)ライセンス売上の約10%の減少を相殺するのだ。10%というのはOracleが2002年に経験した減少の半分に満たない。これ以上何らかの費用増加の動きがあれば人員削減が必要になるだろう。(2000会計年度には)6%の人員がカットされたが、過去10年のこうした動きではこれが最大のものだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算