Microsoftは選ばれたテスターのグループに対し、アップデートされた「Windows Vista Service Pack(SP) 2」と「Windows Server 2008」のテストビルドを提供し始めた。
Microsoftはいわゆる「エスクロー」Release Candidateビルドを米国時間1月28日にサイトから提供し始めている。
Microsoftがテスターに送付した電子メールからは以下の通りである:
「RC-EscrowビルドをWindows Vista SP2/Windows Server 2008の次期マイルストーンリリースとして発表できることに沸き立っています。これは今ではダウンロードにより入手できるようになりました。本ビルドはWindows Updateからダウンロードしてインストールするほか、いくつかのパッケージオプションを通して入手することができます。」
MicrosoftはWindows Small Businessサーバ上で来るサービスパックをテストしようという人々に対して、「ブランディングに影響を及ぼす既知の問題」があるとして、新しいSP2をダウンロードしないように警告している。
MicrosoftはWindows Update Serviceを通してエスクロービルドを入手するのは、明日の1月30日まで待機するようにとテスターに忠告している。テスターに送付した電子メールによると、「RC Escrowをはじめとして、Windows UpdateインストレーションはVistaとServer 2008がサポートする全ての言語について入手できる」という。(サポートされている言語には、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語が含まれる。)
Microsoft関係者は、現時点では新しい機能の提案を求めているのではなく、「本マイルストーンでは、SP2の回帰とフィックスの確認だけが考慮される」とテスターたちに指摘した。SP2には現在のWindowsクライアントとサーバのリリースに対するフィックスやアップデートが含まれている。
Microsoft関係者は、ユーザーがVista SP2とWindows Server 2008の最終リリースを予期すべき時期についてはガイダンスを示すことを拒否した。同社の目標は、Windows 7とWindows Server 2008 R2コードの最終版を提供する前に、SP2をリリースすることであった。
TechARP Webサイトによると、Microsoftの最新の予定表では、SP2が2009年第2四半期に最終版としてリリースされることになっているという。これは多くが当初予想していたよりも1四半期分遅れている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ