Microsoft関係者は米国時間1月30日、「Windows 7」のパブリック「Beta 2」がリリースされることはなく、次のマイルストーンビルドは同オペレーティングシステムのリリース候補(RC)テストビルドとなることを改めて表明した。
「Engineering Windows 7」ブログのなかで、Windows開発責任者を務めるSteven Sinofsky氏は、関係者が昨年Professional Developers Conferenceにおいてはあまり明白に述べなかったことを改めて表明した:Windows 7のベータ版は1回しか出されない。
Sinofsky氏は新しい記事のなかで、MicrosoftはWindows 7のための新たな出荷目標日を示す予定はないことを強調した。しばらく前から知られていることだが、MicrosoftのWindows 7の提供計画は、パブリックベータが1回、リリース候補が1回(現時点ではこれがパブリックかプライベートかということが不明である)提供され、その次にRTMに至るというものであった。リリース候補は「出荷を意図しているWindows 7と同様のもの」であるとSinofsky氏はブログで述べている。同氏の記事はリリース候補についてさらに詳細を述べている:
「発生する最も重要な問題のみに対処することに注力しながら、フィードバックとテレメトリーを引き続き受けていく予定だ。同製品に対する目に見えるような影響を及ぼす変更については、すべて明確に伝達する予定である。本リリースは、生態系全体が一緒に既知の状態に達し、みなが間違いなくRTMへの準備を整えたという状態を可能とするものである。リリース候補を入手するときには、この生態系全体が次のステップに向けた『ドレスリハーサル』モードにあるのだ。」
Windows 7の出荷目標日について問われたときのMicrosoftの「正式な」回答は、Vistaの一般的な提供日(2007年1月29日であった)から3年後ということで変わっていない。多くの顧客やパートナーは、MicrosoftがRTM予定日として今年第3四半期を目標としていると考えて続けている。
MicrosoftがWindows 7を急ぎ、今にもリリースすると望んでいる人たちへ。あまり期待しないほうが良い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ