マイクロソフトの検索シェアは前月と変わらず8%--「Kumo」まであと1カ月

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-05-19 13:04

 Microsoftの最新の検索技術「Kumo」の公開が1カ月後に迫っているが、検索エンジンにおける同社のシェアは相変わらず停滞している。

 comScoreは米国時間5月18日、米国サイトで行われた検索クエリの4月度調査を発表した。それによると、トップはGoogleで、米国におけるシェアを0.5ポイント増やして64.2%となった。Yahoo!とMicrosoftはともに0.1ポイント減らし、それぞれ20.4%、8.2%となった。

 (comScoreによると、米国での検索活動の合計数は3月に比べて3%増加し、コア検索クエリ件数は148億回となっている)。

 LiveSideは、この知らせはMicrosoftの検索にとってまったく悪いものというわけではないとし、Nielsen Onlineのデータを指摘している。Nielsen Onlineは、製品検索カテゴリにおいて、「Live Shopping Search」のオーディエンスが2008年4月から2009年4月の1年間で615%増加したと報告している。成長に最も寄与したのは、「Live Search Cashback」プログラムと見られている。

 それでも、KumoはMicrosoftにとって、やっとの登場になる。Microsoftウォッチャーのほとんどが、Kumoのローンチを6月と見ている。Microsoft社員ではないLive Searchユーザーの多くが、検索を行ったらKumoの機能やルック&フィールが表示された(そして消えた)と報告している。だが、Microsoft側は正式名称について発表していない。いまだに、「Bing」とKumoの2つが候補といわれている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]