Microsoftの最新の検索技術「Kumo」の公開が1カ月後に迫っているが、検索エンジンにおける同社のシェアは相変わらず停滞している。
comScoreは米国時間5月18日、米国サイトで行われた検索クエリの4月度調査を発表した。それによると、トップはGoogleで、米国におけるシェアを0.5ポイント増やして64.2%となった。Yahoo!とMicrosoftはともに0.1ポイント減らし、それぞれ20.4%、8.2%となった。
(comScoreによると、米国での検索活動の合計数は3月に比べて3%増加し、コア検索クエリ件数は148億回となっている)。
LiveSideは、この知らせはMicrosoftの検索にとってまったく悪いものというわけではないとし、Nielsen Onlineのデータを指摘している。Nielsen Onlineは、製品検索カテゴリにおいて、「Live Shopping Search」のオーディエンスが2008年4月から2009年4月の1年間で615%増加したと報告している。成長に最も寄与したのは、「Live Search Cashback」プログラムと見られている。
それでも、KumoはMicrosoftにとって、やっとの登場になる。Microsoftウォッチャーのほとんどが、Kumoのローンチを6月と見ている。Microsoft社員ではないLive Searchユーザーの多くが、検索を行ったらKumoの機能やルック&フィールが表示された(そして消えた)と報告している。だが、Microsoft側は正式名称について発表していない。いまだに、「Bing」とKumoの2つが候補といわれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ