エジプト カイロにて開催されていたマイクロソフト主催の学生技術コンテスト「Imagine Cup 2009」の最終日にあたる7月7日、ピラミッド前に設置された特設会場にて入賞者の発表が行われた。写真部門のファイナリストとして日本から参加していた武蔵野美術大学の寺田志織氏は3位に入賞した。
写真部門の決勝戦は、世界大会の会場にてテーマが与えられ、36時間以内にテーマに沿った写真を撮影、ストーリーを構成するというもの。今回のテーマは、「カイロの万華鏡--テクノロジと向かい合う古代文化」だった。
寺田氏は、「ほかのファイナリストの作品と自分の作品を比べた時、上位に入れるような気がした」自信を見せていた。ただし、同氏は写真を専攻しているわけではなく、「次回Imagine Cupに出場するとしたら、デザイン部門かショートフィルム部門に挑戦してみたい」と述べている。写真部門で優勝したのはクロアチアのチームVoodoo Deliriumだった。
組み込み開発部門では、決勝に残ったチームの中でも注目の高かった昆虫育成システムを開発した韓国のチームWafreeが優勝した。
また、Imagine Cup世界大会の中では参加チーム数が最多で競争の激しいソフトウェアデザイン部門の1位を獲得したのは、コミュニティの発展を目指したコラボレーションプラットフォーム「UpCity」を開発したルーマニアのチームSYTECHだ。すでに同チームでは、地元の市と協力して今後もプロジェクトを進める予定だという。
2010年のImagine Cupは、ポーランドにて開催される予定だ。