日立情報システムズ(日立情報)は7月30日、日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)の指静脈認証システム「静紋」を採用した、勤怠管理ASPサービス「ChronosMate(クロノスメイト)」の販売を開始した。
ChronosMateは、日立情報のデータセンタでデータを一元管理し、ASP形式で提供する勤怠管理サービス。従来のタイムカードを使った勤怠管理に比べ、データを集計する時間や人件費、タイムカードなどの消耗品にかかるコストを抑えられるという。また、日立ソフトの指静脈認証システムである静紋を採用し、代理打刻などの成りすましを防止する。
主な機能には、超過勤務や深夜勤務の管理、勤務時間に基づく人件費の管理、有給休暇の自動管理、利用業種や職種に応じた設定・管理などが備えられている。なお、基本サービスでは、上記の機能を含んだ正社員用(1ユーザーあたり315円/月から)と、打刻と勤務情報のみを参照するパート・アルバイト用(1ユーザーあたり92円/月から)から選択できる。日立情報では、システムサーバや集中監視センター、オペレーターによる24時間体制で運用をサポートする。
価格は、初期登録費用が21万円から。最低基本サービス料が6万3000円/月。静脈認証システム「静紋 J300」が2万9400円。「静紋 AUthentiGate」が2万1000円(1クライアントライセンス)。日立情報では中小規模企業を対象に、2012年度までに100社1万ユーザーへの販売を目指す。