編集部からのお知らせ
記事まとめ「サードパーティークッキー問題」公開
記事まとめ読み:GIGAスクール

「Word」特許訴訟で得意の駆け引きにでるマイクロソフト

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-08-25 09:49

 9月23日は、米連邦控訴裁判所が「Microsoft Word」に関連したi4i対Microsoftの特許侵害訴訟について、聴聞会を行う日だ。

 i4iはカナダ・トロントのベンダーで、1週間前に米テキサス州で特許訴訟に勝訴した。だが、Microsoftがそんなに現状を維持できるのか、私には疑問だ。i4iとMicrosoftが和解するか、Microsoftが自社製品からカスタムXMLを削除するパッチを発行するのか、どちらかになるのではないかというのが私の予想だ。

 判決文によると、Microsoftは「カスタムXMLを含む『.XML』『.DOCX』『.DOCM』『DOCM』形式の(XML)ファイルを開くことができるすべてのMicrosoft Word」の米国内での販売や米国への輸入を禁じられている。Microsoftは現在、これに対し控訴中だ。

 Microsoftは、すでにカスタムXML機能を無効にする「Word 2007」向けのパッチを開発中といわれている。このパッチは、「Windows Update」経由での配布準備に入っているとのことだ。

 このパッチについて、Microsoftの法務担当広報のKevin Kutz氏に聞いてみたが、コメントは得られなかった。だが、Kutz氏は次のような一貫したコメントを述べた。「本件のプロセスを通じてわれわれが主張している通り、証拠によってi4iの特許が無効であることが実証されると信じている」。

 Microsoftはこの訴訟で、迅速審査扱いを要求している。Microsoft側は、i4iの特許を実行してWordを市場から撤回することになった場合、顧客に「取り返しのつかない損害」を与えることになると主張しているが、これは却下された

 Microsoftの法務担当チームは、弁護士とクライアントとの直前の駆け引きに長けた集団だ。良い例が、欧州委員会に提示したり引っ込めたりしている「Windows 7 E」だ。Windows 7 Eはウェブブラウザを搭載しない「Windows 7」で、ECとの和解がうまくいかない場合に備えて準備している対策案だ。

 i4i対Microsoftは今後どのように進展するのか?Microsoftは和解するのか、パッチを発行するのか?それとも他の策をとるのだろうか?

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける

  2. ビジネスアプリケーション

    経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説

  3. セキュリティ

    パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策

  4. 運用管理

    DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点

  5. セキュリティ

    サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]