インフォマティカ・ジャパンは9月16日、データ品質管理製品「Informatica Data Quality 8.6.2」の国内提供を開始すると発表した。同社のデータ統合基盤「PowerCenter」と連携可能で、データ統合とデータ品質管理を同一プラットフォーム上で実現できるとしている。
Informatica Data Quality 8.6.2(IDQ8.6.2)は、データの分析、クレンジング、マッチング、レポート作成、監視といった機能を提供するデータ品質管理ソリューション。8.6.2からは、富士通との協業成果として、日本の住所表記を修正する拡張モジュール「Japan Address Validation」(JAV)を追加した。
JAVの特徴は、住所や氏名の分かち書き、辞書との照合、表記の統一といった住所にかかわるデータクレンジング機能にある。インフォマティカ・ジャパンでは、この機能によって精度の高い名寄せが可能であるとしている。
また、IDQ8.6.2は、顧客データだけでなく、製品、財務、資材、価格、注文、資産データなどにも対応する。加えて、これらのデータの品質を監視、評価、維持を支援、業務プロセスの品質管理や、品質プロセスの改善などで活用できる。
また、データの品質を継続して評価、監視、追跡、改善するために必要な評価指標とレポートも提供される。
インフォマティカ・ジャパンでは、高品質なデータの維持と管理は意思決定を支援する上での重要な要素であるとしており、IDQ8.6.2とPowerCenterを組み合わせることで、データの分析から、クレンジング、マッチング、連携と統合までのデータ処理をワンストップで管理、サポートできるとしている。
価格は、Informatica Data Quality 8.6.2が4200万円(税別)から、Japan Address Validationが470万円(税別)から(毎月更新される住所データを含む、年間購読料)。