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外国人上司との「距離感」を考える--エリック松永の英語道場(33) - (page 2)

エリック松永

2009-09-25 08:00

 まず不快感でストレスをためる前に、理解していただきたいことがひとつあります。例えば「アメリカ人はこうだから……」という発言をよく聞きますが、アメリカは「Melting Pot」(人種のルツボ)と呼ばれるように多種多様な人種が共存している多民族国です。先入観でイギリス系アメリカ人が多いと思われがちですが、実際にはドイツ系やアイルランド系アメリカ人が多いのが現状です。

 つまり、「アメリカ人はこうだから……」といった類の話は、単なる先入観に過ぎないと考えてください。アメリカ人は、コミュニケーションとして体に触ってくる、あいさつとしてハグをする、気軽に食事にも誘ってくるので断ってはいけないなど、私には都市伝説にしか思えないような先入観をまずはすべて捨ててください。

 なぜ先入観を捨てるべきなのか。それは、例えばアメリカのような多民族国家、そして私たちが仕事をしているグローバルなビジネス環境において、「自分の国ではこうだから、そのまま相手に同じことをする」という姿勢は基本的にありえないからです。

 グローバルで活躍するビジネスパーソンを目指すのであれば、TOEICの点数を上げることより「Identity」を持つことが重要です。つまり他の国、他の人がそうだから相手に合わせるのではなく、自分がどう感じ、どう行動するべきなのか、自分自身を中心に考えることです。時に、あまりにも不愉快なことは、不愉快であると表明し、環境を積極的に改善する。そして、相手の特性を理解し、微妙な折り合いをつけながら関係を良好にしていくことも社会では重要なのです。

 次回は、具体的な困ったシーンでどのように振る舞うべきなのか、英語の表現をまじえて考えてみましょう。

Peace out,
Eric

Eric
筆者紹介

エリック松永(Eric Matsunaga)
Berklee College of Music、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科(修士)卒業。19世紀の米国二大発明家Graham Bellを起源に持つ米国最大の通信会社AT&Tにて、先進的なネットワークコンサルティングの領域を開拓。その後アクセンチュアにて、通信分野を柱に、エンターテインメントと通信を活用した新事業のコンサルティングをグローバルレベルで展開する。現在、通信業界を対象にした経営コンサルタントとして活躍中。著書に「クラウドコンピューティングの幻想」(技術評論社)がある。

イラストレーター: まつなが みか
つぶやく日本人や音楽にまつわる「人」のイラストを描く。CDジャケット、ショップ、雑誌等で活動中。エリック松永の愚妹。

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