NTTデータとネットワールドは10月27日、米Splunkの検索ソリューション「Splunk」の販売に関して提携したと発表した。
Splunkは、NTTデータが1月7日から国内で販売を開始しているツールで、システムが出力するログやエラーメッセージなどのデータを取り込み、さまざまな検索や分析ができるというものだ。Splunk独自の技術により、柔軟な検索条件でデータを検索したり、複数システムのデータを横断的に管理することが可能という。
NTTデータでは、SplunkとVMware製品やMicrosoft製品を用いて、物理環境と仮想環境が混在するようなシステム環境においても、環境の違いを意識せず横断的にシステム障害を迅速かつ的確に検知できるソリューションの検討に着手している。今回のネットワールドとの提携によって、Splunkの販売を拡大させたい考えだ。
NTTデータとネットワールドは、まずSplunkを利用した仮想環境でのトラブルシューティングを効率化するソリューションを販売する。また、将来的にはアプライアンスの提供も視野に入れている。
ミック経済研究所の2008年度末の予測によると、国内のログ管理ソリューション市場は2010年度末までに32億円となっており、NTTデータではこのうち10%の市場シェア獲得を目指している。今後は、Splunkと共同で次世代の検索ソリューションの開発も推進していく予定だという。