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NEC、グループ共通基盤をクラウド志向で再構築--矢野社長が事業改革を説明 - (page 2)

大川淳

2009-11-05 21:00

 では、事業構造、業務プロセス、ITシステム――この3つをNEC自体はどう改革したのだろうか?

 事業構造については「顧客を起点にしたシンプルな流れを作る」(矢野氏)ことが基本となった。「当社のグループは、事業が大きく成長するなかで個別最適化が頻発したため、これを全体最適に変えた。グループ全体を『One NEC』と捉え、組織、業務分担を変え、制度を統一化し、標準化を進め、流れを作った」と、矢野氏は語る。

 業務プロセスでも個別最適化が浸透していた。「販売プロセスはパターンが100以上もできていた。これを5分の1に減らし、部門間の壁を無くすようにしたところ、間接部門の費用を約2割削減できた」(矢野氏)という。

 個別最適化の傾向は、ITシステムも例外ではなかった。それを同社は次のように変えた。

 「ビジネスごとに構築されていたシステムをすべて統一して、単一のシステムを全世界で使えるようにプライベートクラウド、エンタープライズクラウドのしくみを導入。グループの共通基盤をクラウド志向で再構築した。構築はまだ進行中だが、経理システムなどは2010年1月から並行稼動できる」(矢野氏)

 「まず、自社内でクラウドシステムを築き、それを使用して理解し、自らの実践により得られたノウハウを提供していく」(矢野氏)というのが同社の基本姿勢だ。

 NECは30年以上前からコンピュータと通信の融合を期して「C&C」(Computer&Communication)の思想を掲げている。矢野氏は「クラウドとはC&Cだ。インターネットの時代を迎えた当初、これは今までのネットワークとは異なるものとして、なかなか把握されがたい印象があったが、その後、いわばインターネットの『雲』の中にコンピュータが入り、通信と絡み合い、ネットワークとコンピュータが『雲』の中で一体化している。ITとネットワークの融合がいまの時代の状況だ」と主張する。

NECが取り組むグリーン化は宇宙へ

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